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中央線沿線・倉岳山-高畑山②

残雪のオシノ沢コースから倉岳山頂まで登りました。その後編です。

雪が消えてしまった稜線では、真冬も早春も風景に大差はありません。
どっちを向いても特に興味を覚える眺めではありませんが、
登った山なら下りなければ帰れないわけで、
行き掛かり上、一応麓に下り立つまでは掲載させていただこうと思います。



10:42 倉岳山頂発。…どことなく場違いな縁台が一つ。
A017-25倉岳山



元来た冬枯れ道を穴路峠まで戻ります。
A017-26山道



A017-27山道



キレットのように狭い穴路峠が眼下になりました。
ここを対岸に渡り、高畑山を目指します。 アナタと越えたいアナジ越え、…ナンチャッテ!
A017-28峠



向こう岸に渡ってもう一度穴路峠を振り返る。 アナタと越えたい…もうエエて。
A017-29峠



峠からものの5分で北側の眺めが素晴らしい天神山を通過します。
A017-30天神山



天神山から20分ほどの登りで、雛鶴峠方面への分岐点となるピークに登り着きますが、
ここはいわゆるニセ山頂で、まだ高畑山ではありません。
A017-31偽山頂



11:28 …で、ここが高畑山(981.9m)山頂です。
A017-32高畑山


檜の植林越しに富士ヶ嶺を望むこの山頂も、先ほどの倉岳山とともに秀麗富岳十二景9番山頂ということなのですが、
かつてこの南斜面はナデシコやワレモコウといった高原性の植物も見られた一面の伐採地になっていて、
それこそ富士の眺めをほしいままに出来たものです。
山で空いた場所があれば、植林しないと気が済まないのが日本人の特徴でしょうかね?


A017-33高畑山



さて、下ります。
富士山の反対方向、ということはつまり北側斜面になりますので、まだちょこっとは雪がありました。
A017-34残雪



…突然ですが、ここでちょっとしたトピックです。

A017-35道標
高畑山の山中には ←ご覧のような立て札
があって、山地図にも明記されているところ
ですが、その仙人とはどんな人物なのか、
今では気にも留めず通り過ぎてしまう人も
多かろうと思われます。
そこで、ものはついでですからその仙人像
について、ここで簡単にご紹介させていただく
ことにします。


仙人の名は天野博英さん。
明治27年6月、地元七保村浅川に生まれ、昭和45年5月、76歳で他界された由。
…つまり、決していにしえの方ではなく、昭和の仙人なのです。

高畑山で隠遁生活に入ったのは昭和20年。
終戦日から僅か8日目の夜だったそうで、
一人息子を戦死させ、かつ国家に裏切られた
というショックが大きかったようです。

以来、20数年の長きに渡り高畑山の仙人を貫
いたそうですが、ただ、仙人とは言っても
社会から完全に隔絶したわけでは無く、
地元富浜町の医師杉本英重氏の絶大なバック
アップを受けていて、果ては後援会まで出来
ていたほど山麓の俗社会とも行き来はあった
ようです。
…つまり、身なり的にはそこそこ小奇麗な仙人像
が想像されますね。

昭和30年当時はマスコミにも注目を受け、
仙人詣でを主目的に高畑山は今以上の賑わいだった
そうですが、そういえば、高川山のビッキーが話題
を呼んだのはまだ最近のことですが、
かつてそれ以上の大先輩が近隣の山に存在していた
ことを、風化させないようにしたいものです。
A017-36仙人



…で、残りも僅かですが話を戻します。


枯れ枝越しの倉岳山。 ほとんど雪の消えた山腹をジグザグを切って下ります。
A017-37倉岳山



12:15 今朝ほどの分岐点まで戻って来ました。
A017-38分岐



再びオシノ沢。
A017-39流れ



水ぬるむ季節ではあるんですね。
A017-40川底



木間越しに貯水池が見えると…
A017-41貯水池



その先の堰堤が今朝のスタート地点です。
A017-42貯水池



以上で終了です。
A017-43貯水池



今回も長のお付き合い、ありがとうございました。




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テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用

  1. 2014/04/04(金) 05:16:57|
  2. hiking
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

あなたと~ぉ

越えたい、あなじ~~ぃごぉえ~♪
と、毎回あの辺りで
歌っていらっしゃるとみましたが、いかがでしょ?
鼻歌の出そうな、気持ち良い稜線ですね(^^)
眺めがまた素晴らしいですよね。
(稜線にあがるまでが、きつそうですが・・・)

仙人さんは、どういう暮らしを
されていたのでしょうか?
家がただ山の中に在るだけでは
仙人とは呼ばれないでしょうから
やっぱり霞を食べて・・・無理無理(>_<)
  1. 2014/04/04(金) 21:43:03 |
  2. URL |
  3. paya #MCWqbLaQ
  4. [ 編集 ]

Re: payaさん こんにちは

残念ながらあの場所でアナジ越えは歌ったことがありませんが、
当方なんぞが歌うと、オヤジ声ってことになりますかね。…ハハハハハ!

今は見る影もない冬枯れの山道ですが、
今に目移りがして歩けなくなるほど煌く芽吹きの季節を迎えるんですね。
待ち遠しい反面、あんまり早く来過ぎるなという、微妙に揺れるオヤジ心もありますね。

仙人の日常生活まではこちらも聞き及んでなかったですが、
一つ所に20年以上となると、さぞや快適な仙人ライフだったことでしょうね。
後援会まであったということですから、
霞を食べてるヒマもないほど差し入れも多かったんじゃないでしょうか?
  1. 2014/04/05(土) 12:11:02 |
  2. URL |
  3. dechnocrat38 #-
  4. [ 編集 ]

高畑山の仙人

こんばんは

高畑山の仙人、写真まで見つけたのですか?
すごいですね~!
懐かしいです。
確か私が小学校3年生くらいだったと思います。
遠足に高畑山に登りました。
山頂までではなく、仙人の住まいまででした。
仙人にも会いました。
明治27年生まれ、地元七保村浅川の生まれの方だったんですね。
私も当時は大事な遠足のおやつをあげて来ました。
手作りのターザンのようなブランコがあったような気がします。
当時は有名でしたよ。(*^_^*)
  1. 2014/04/06(日) 22:28:44 |
  2. URL |
  3. 咲 #YoMGui/Y
  4. [ 編集 ]

Re: 咲さん おはようございます

有名なターザン、いや仙人と生でお会いになったとは貴重な思い出になりましたね。
当方は20年ほど前こちらに移り住んだもので、
残念ながら仙人とはお近付きになる機会もなかったのですが、
子供の頃にでも会っていれば是非弟子入り志願して、
今頃は二代目を襲名していたかもですよ。

仙人が仙人になった動機もそうですが、
ちょっとした巡り会わせでどう変わったかも知れないのが人生ですね。
  1. 2014/04/09(水) 04:47:15 |
  2. URL |
  3. dechnocrat38 #-
  4. [ 編集 ]

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